「パソコンは苦手だけど、スマホなら触れる」
このページでは、**スマホ1台あればできる“やさしいAI体験”**を紹介します。
難しい設定は不要で、「メモアプリに話しかける感覚」で使える内容です。
準備:スマホに「チャット型AI」を1つ用意する
まずは、
- ブラウザから使えるチャット型AI
- もしくは公式アプリ形式のチャット型AI
を1つだけ選び、アカウントを作成しておきます。
安心して始めるためのポイント
- パスワードは他サービスと同じものを使わない
- 初期設定の画面で、有料プランにはいきなり登録しない
- 個人情報(本名・住所・病歴など)は入力しない
ここを押さえておけば、
「まず試してみる」段階としては十分安全なスタートになります。
体験1:買い物リストを一緒につくる
最初のおすすめは、スーパーの買い物リストづくりです。
使い方のイメージ
明日の夕食に、簡単に作れる和風の献立を考えています。
2人分で、調理時間30分以内を想定して、
メイン1品と副菜1〜2品の案と、必要な食材リストを作ってください。
こうお願いすると、
- 献立の例
- 必要な食材と数量(目安)
を提案してくれます。
その中から「これなら作れそう」と思うものだけ採用し、
あとは自分の好みで調整していけばOKです。
体験2:1日の予定を整理してもらう
次は、1日の予定を整理してもらう体験です。
頭の中がごちゃごちゃしているときに、AIを“整理係”として使います。
実際の入力例
明日の予定を整理したいです。
以下の用事を、無理のない順番に並べて、ざっくりしたタイムスケジュール案を作ってください。
・9時〜オンライン会議(30分)
・洗濯
・近所のスーパーで買い物
・30分くらいの休憩
・家で資料作成(1時間半)
・夕方に家族の送迎(17時ごろ)
AIは、
- 午前中にやるとスムーズなこと
- 休憩を挟むタイミング
- 無理のない順番
を整理してくれます。
そのまま真似をする必要はなく、
**「自分のペースに合わせて微調整する」**感覚で使うと負担が少なくなります。
体験3:気持ちや考えを「言語化」してもらう
3つ目は、頭の中を整理するための日記サポートです。
AIに悩みを打ち明けるというより、
**「自分の気持ちを書き出す → それを整理してもらう」**イメージです。
例:気持ちの整理
今日一日、なんとなく疲れていて気分が重かったです。
以下の文章は、私が感じていることを書き出したメモです。
この気持ちを整理して、ポイントを3つにまとめてください。
また、明日を少し楽に過ごすための簡単な工夫を3つ提案してください。
———
(ここに自分の気持ちや出来事を書き出す)
———
AIは、
- あなたの文章の中から感情やテーマを整理して
- 明日に向けた小さな工夫案を提案してくれます。
ここでも、**「AIの提案はあくまで候補」**です。
負担にならないものだけ採用し、合わないものはスルーして構いません。
試すときの注意ポイント(スマホ編)
スマホでAIを使う場合も、次の点だけは共通ルールとして意識してください。
- 公共の場では画面の覗き見に注意
- スマホのロック(パスコード・顔認証・指紋認証)を必ず設定
- 医療・お金・法律など、重要な判断は専門家に確認する
AIは「判断を代わりにしてくれる存在」ではなく、
**「選択肢を出してくれるサポーター」**です。
まとめ
スマホだけでできる“やさしいAI体験”として、
- 買い物リスト・献立づくり
- 1日の予定の整理
- 気持ちや考えの整理(日記サポート)
の3つを紹介しました。
どれも、
- 個人情報を細かく入れなくても使える
- 結果をそのまま採用せず、自分に合わせて調整できる
- 「ちょっと便利になった」と感じやすい
という特徴があります。
AIは、いきなり難しい使い方を覚える必要はありません。
スマホでできる小さな成功体験を積み重ねていくことで、
「AI=こわい」から「AI=まあまあ便利かも」に変わっていきます。


コメント